「これは大ごとだな」
マスク越しに、もごもごとした口調で院長がつぶやいた。
「腕のいい大学病院の医者を紹介するから」
いつもの冗談かと思っていたら、そうでもない様子。
数日前から親知らずの痛みに悩まされていた私は、少々戸惑った。変わっているねと人から言われることが多い私だが、親知らずも例外ではないらしい。左下の親知らずに関わらず、斜め下に生えていて嚢胞もあって、すぐそばを神経が通っていた。そんな状況の中、東京医科歯科大学の先生宛に紹介状を書いていただき、大学病院に1週間入院して手術を受けることになった。全身麻酔から目覚めた直後は口の回りの麻痺と排尿時の痛みを経験したが、時間の経過とともに回復していった。「へたをすると麻痺が残るかも」「舌の感覚がなくなるかも」と手術前に散々脅されていたが、術後の経過も良く今ではまったく問題なく過ごしている。
ある講演会会場で初めて院長とお会いし、その後エジプト旅行までご一緒させていただいた。お会いした当初は、その風貌からとても歯医者さんとはうかがい知れず、歯医者さんであるとお聞きした後も、まさか歯の治療をしていただくことになるとは思ってもいなかった。そして非常に厄介で難しい手術に際しても、抜群の腕を持つ東京医科歯科大学の先生を紹介いただけることになった。
思えば縁とは不思議なものであり、有難いものである。感謝!
(東京都 A.S.様)
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